戦国の呪法―神仏の化身となった武将たち

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054045767
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0021

内容説明

曼荼羅と化した武具甲冑をまとう兵たち。軍神を呼び降ろし、神仏の名を借りて怨敵と相対した戦国武将。戦の現場で占術、呪法を担った山伏や忍者、験者たち。

目次

1章 信玄と謙信―戦国呪術の実際
2章 摩利支天―武将らが崇めた最強の武神
3章 八幡大菩薩―武門最強の氏神
4章 首実検の作法―敵将の首級をめぐる呪法
5章 易占と日取り・方取り―武将らが頼りとした占い
6章 戦国の呪術―獄門、人柱、魔除けの法
7章 戦国呪術者群像―武将らの背後で暗躍した術者たち

著者等紹介

藤巻一保[フジマキカズホ]
1952年、北海道生まれ。東西の宗教、神秘主義に精通し、その該博な知識と旺盛な史料蒐集をバックボーンに、常に新しい視座を世に問うている。学研の宗教書シリーズBooksEsotericaで長く主筆を務め、多岐に渡るテーマの単行本を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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紫暗

2
戦国武将が戦の際にどのような呪法を使っていたかという内容ではあるのですが、戦国武将とは言いつつも、ほぼ武田信玄と上杉謙信のといっていいかと思います。出典は「甲陽軍鑑」が非常に多かったので、信玄が好きという方にはかなり読みごたえがあるかと思います。呪法というと呪いのイメージが強いかもしれませんが、呪術というよりはおまじないの類や気象を読むといった地に足のついた話も多く、史実としてとらえることのできる内容でした。2014/03/15

ゴジラ 芹沢

1
武士たちの神頼みの歴史というべき代物。 神頼みだけではなく山伏を使ったスパイあるいは忍者活動なども載っている2021/07/20

1
「弓矢は皆魔法にて候」軍事と呪術がまだ渾然一体、未分化のまま共存していた戦国時代の実情に日本オカルト研究の第一人者が迫る一冊。戦国の二大オカルト武将、武田信玄と上杉謙信の呪術合戦から始まって、摩利支天や八幡台菩薩を本尊とした加持祈祷、占筮、首実検や獄門の作法等々、戦国武将たちのマジカルな実態を詳述。戦国乱世の呪術的職業にも言及していますが、山伏はともかく、忍者となるとかなり外れてしまうような。実証研究の立場からは疑わしい話も多くて、全体に伝奇色の強いエピソード重視といった傾向なのであります。星5つ。2019/05/08

ITAL

1
「弓矢は皆魔法にて候」にグッと来ました。2010/11/30

sfこと古谷俊一

1
戦国時代の武士の呪術について詳しく。帯にも引かれてる「弓矢は皆魔法にて候」はステキ。出陣前の儀式などみてるとRPGで大量の支援魔法かけまくる姿をみるようです。2010/09/22

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