内容説明
就任直後のリコール問題、世界中が注目した米下院公聴会への出席。次々とトヨタを襲う嵐の中、すべての責を一身に受け、失くしかけた信頼とモノづくりへの情熱を取り戻すためオールを漕ぎ続ける社長「豊田章男」。彼はこの危機をどう乗り越え、どこへ導こうとしているのか。
目次
第0章 米下院公聴会―豊田章男の心が見えた瞬間
第1章 自動車業界の“現在”を語る
第2章 社長、豊田章男が描くビジョン
第3章 “豊田”のDNA
第4章 青年、豊田章男
第5章 ROAD TO PRESIDENT―社長への道
第6章 モリゾウ、サーキットを走る!!
第7章 一個人、豊田章男
第8章 トヨタ自動車、再出発へのプロローグ
著者等紹介
木下隆之[キノシタタカユキ]
レーシングドライバー/作家。明治学院大学経済学部卒業。出版社編集部勤務を経て独立。プロレーシングドライバーとして活動を開始。全日本選手権、国際レースで数々の優勝を飾る。スーパー耐久レースでは最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レース(ドイツ)では、日本人最多出場を誇る。数々の自動車雑誌に試乗記、およびコラムやエッセイを連載。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とみかず
6
TOYOTAの社長はどんな人だろうと思い読んだ一冊。全編より誠実で謙虚な方という印象が伝わってきます。(そして車に対する愛情が深い)また、TOYOTAの社風を体現すると章男社長のような言動になるのかとも思えました。リーダーの在り方として参考になる一冊でした。2022/03/13
たー
4
とりあえず車好きの熱い人だということは分かった。それと良い経営者かどうかは別ですが。2011/02/20
K
0
(2010,537.06)礼賛本。「章男さん」呼称の時点で、もう著者の主観入ってる。まあ確かに、大した社長だと思うけど・・。あるテーマがあると、礼賛か批判か、書く人によってどっちかに偏る傾向が大きい。たとえばトヨタにしても。まあ2冊並べて比べればいいんだけど、なんで、1冊だけでそれができないのかね=と、こういう本を読むと感じる。2021/05/17