日銀―円の王権

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日銀―円の王権

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054041882
  • NDC分類 338.41
  • Cコード C0036

内容説明

「銀行の中の銀行」といわれる日本銀行。あまりにも有名な存在だが、その実態は、まったくといっていいほど知られていない。いったい、この“謎の銀行”はこれまで何をしてきたのか?そして、これから何をしようとしているのか?著者の永年にわたる精緻な研究をもとに、創設から現代に至る日銀の歴史をひもとき、好況も不況も仕掛ける、中央銀行の“正体”と“野望”を暴く。

目次

第1章 「中央銀行」という“超権力”の正体(景気も不景気も日銀のさじ加減で演出されてきた!;中央銀行は「銀行の卸売業」 ほか)
第2章 日銀はロスチャイルドが創った!(世界は金融を中心として回っている;敵にも味方にも資金を出すロスチャイルド ほか)
第3章 ロックフェラーが支配した戦前の日銀(「1933年」こそ世界経済の転換点、ロックフェラー王朝へ;大恐慌後のアメリカ ほか)
第4章 日銀に翻弄される戦後の日本経済(敗戦後の占領政策の転換にロックフェラー家の意向が;ロックフェラーによる日本投資「国際文化会館」設立へ ほか)
第5章 日銀による“日本改造”の行方(仕組まれていた2008年大不況;日本に謝罪したノーベル賞経済学者 ほか)

著者等紹介

吉田祐二[ヨシダユウジ]
1974年、千葉県生まれ。千葉大学大学院修士課程中退。出版社勤務などを経て、2001年から4年間、ヨーロッパ(オランダ)に企業駐在員として赴任。現在は輸出機器メーカーで英文書類の作成に従事するかたわら、政治・経済に関する論文の執筆、および記事の翻訳に携わっている。貨幣経済理論および政治思想、近代企業経営史などを研究のテーマとする。SNSI(副島国家戦略研究所)研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

8
この著者の親分が副島某のせいか陰謀史観で書かれているのが残念だけど(自分で陰謀論と言われることを前文で書いている)、それを差し引いて読めば明治以来の近代史を「銀行=日銀」でわかりやすく読み解いている。日銀や通貨について知らないことも多かったので機会があれば巻末のノーマルな参考文献を読んでみようかな。2016/04/02

わらびん

3
信用がリアルマネーを増幅する。バブルがまた起きる、そんな読後感。難しくて理解できない点が多いが、資本主義は一部の特権階級に牛耳られていることが改めてわかった。2014/10/28

Kotaro Hayashi

2
日本の近現代史をこういうフレームで見ると分かりやすい。 江戸時代以前と巧く繋がりを持って観れるから面白いと思う。 2018/07/26

乾良人(カムイ)

2
「銀行はマネーを創造できる」という、所謂『信用創造』の仕組みを懇切丁寧に解説しています。「信用創造」については、リチャード・ヴェルナーの本を参考にするつもりでいたのですが、あいにく書店に在庫がなく、その代わりに手にしたのが本書。不況対策の一貫として、昨今では一般的にフリードマンのマネタリズム(マネーの供給量を中央銀行が操作する)政策を引き合いに出して説明することが多いわけですが、その陰で密かに暗躍する施策が行われると、本書では指摘します。その双璧をなす政策とは、銀行における「信用創造」に他なりません。2014/09/22

出世八五郎

2
暴露的に面白いのだけど、所々断定的にこうである!と述べるだけで参考文献なりソース醤油証拠がないので、首を傾げたままトホホな作品。信憑性高ければ良作。 ネーサンに貸したまま返ってこない。

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