内容説明
今、「1000年に1度の食糧危機」が全世界を覆い尽くそうとしている。そして、限られた食糧資源をめぐる、各国、企業間の戦争がはじまる。ビル・ゲイツ氏が進める「ノアの方舟」計画、食糧生産量を操作する種子「ターミネーター」、さらに、インド農民大量自殺の真相とは一体―。
目次
序章 環境・食糧問題の現状―1000年に1度の食糧危機
第1章 人口爆発と食糧不足―国連環境計画がまとめた報告書の問題提起
第2章 食とエネルギーの見えざる相関図―アグリビジネス、新たな一攫千金をもくろむ投機筋
第3章 日本の食糧自給率問題と中国の食糧問題―食糧自給率の低下を農業再生に転換する戦略
第4章 生き残りをかけた食糧資源戦争―ニュートリゲノミクスの応用による新市場の開発
第5章 日本初の農業最先端技術―ドーハ・ラウンドに左右されない技術開発
著者等紹介
浜田和幸[ハマダカズユキ]
1953年鳥取県生まれ。東京外国語大学卒業後、米ジョージ・ワシントン大学政治学博士課程修了。米戦略国際問題研究所、議会調査局経済部等を経て、現在、国際未来科学研究所主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
1
人が生きていくためには食事が必要だが、人口が増えればそれだけ確保が難しくなる。技術によって生産を増やしたとしても、それ以上に人口が増えるスピードが早ければ生産が追いつかなくなる。その未来が見えているからこそ、それを回避するために様々な準備が行われている。2017/08/14
うさぎ
0
マスコミの情報操作こわっ。水と食糧は気をつけておかないとダメだなと。日本は島国だからある意味籠城もしやすいけど兵糧責めもされやすいからね。2015/05/27
yamaneko*
0
報道されない食糧絡みの問題に驚きました。2009/09/11