内容説明
アップル・レコード第1回発売作品から、小西康陽の遺作まで。マーシャルからマクルーハンまで。CDの時代の終焉にぎりぎり間に合わせた究極の独善的ディスクガイド、ここに完成。本書は、レコードとして吹き込まれた音楽をこよなく愛する男がディスクガイドの形を借りて書いた自伝であり、未だ作られていないソロ・アルバムの企画書であり、理想の女性に向けて綴った求愛の書である。
目次
お前はただの現在に過ぎない。
こういう声に生まれたかった。
人間の声。女たちの声。
ギターを抱く人たち。
ブラック・コーヒー。
私の考えていたジャズ。
黒いキリスト。
地球の裏側。
印税生活者たち。
ドル・ユーロ編。
きのう、エレヴェイターの中で聴いた。〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本 読むぞう
3
もとピチカート・ファイヴ、作曲家でDJ、レコードコレクターでもある小西康陽さんが独特無二のセンスを遺憾なく発揮、幅広いジャンルの中からセレクトした珠玉のレコード解説書、興味のあった曲をyutubeなどで検索して聴くと、自力では一生発見できなかったであろう良い曲に巡り会えたりしてうれしいです、(レコードのジャケットもすごくかっこよかったりする)小西さん自身もマッシュルームカットに黒ぶちめがねにヒゲ、独自なセンスがあってかっこいいです、2013/03/30
ナポリノロク
1
小西康陽さんの本は見つけたら買ってる。2025/08/23
ishida
0
小西康陽はいつだって正しい、という錯覚に襲われた気分になる2020/08/01