内容説明
性奇譚・宦官・纏足・媚薬・皇帝の性愛術…中国四千年、壮大なる性の迷宮世界。
目次
第１章 後宮と宦官について
第２章 媚薬と霊秘丹について
第３章 淫僧と性秘教について
第４章 纏足と獣姦について
第５章 房中術と「気」について
付章 『花営錦陣』全二十四図
著者等紹介
土屋英明［ツチヤエイメイ］
昭和１０年（１９３５）、兵庫県生まれ。早稲田大学文学部卒。映像制作会社を退職後、中国の文化と文学を専門として、文筆活動に入る。日本ペンクラブ会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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クロサキ
2
遺跡・遺物よりも、文献や文学に拠を求めた本。性に関する中国の史実・物語の紹介から、媚薬の調合方法、体位の効用、道教や陰陽道との関わりなどが、具体的に解説されている。ただし時系列がバラバラなので、情報を整理しながら読む必要がある。また、書かれている内容が、文献から引いたものなのか、著者の意見なのか、判然としない部分が多々あった。その著者の意見も、一般的な倫理を説いたもので特筆するほどではないが、生々しい男性願望にはドン引きしたことを、ここに申し添えます（笑）。2015/07/26
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