内容説明
長年「この地域に品格などはない」と言われ続けてきた“大都市”名古屋。屈辱にまみれたこの地域は、皮肉にも日本全体が活力と自信を失いかけているここ数年、ひとり繁栄と自尊の歴史を刻む地域でもあるのだ。繁栄は品格の対極にあるものなのか?名古屋出身で都市分析の第一人者と定評の著者は考える。「何言っとるの。名古屋に本当の品格があるんだがね」その品格の中身とは…?従来の品格論者も腰を抜かす「新品格論」でもある。
目次
1章 都市にも「品格」がある!?(ここ数年で大きく変わった名古屋;かけた元手は取り返す気質 ほか)
2章 名古屋の街の「品格」は?(屈辱の「名古屋飛ばし」;大変貌する「名駅」エリア ほか)
3章 “ムラ社会”がつちかった名古屋の「品格」(今もある、車の運転「名古屋走り」「名古屋スタート」;意味なし!「バスレーン」 ほか)
4章 「もったいない」は世界最先端の思想(名古屋人は食べ残しをしない;「もったいない」精神の本家本元の地 ほか)
5章 名古屋らしさが「品格」の源泉(名古屋経済が「一人勝ち」だったわけ;いいものには惜しげもなく金を払う体質も ほか)
著者等紹介
岩中祥史[イワナカヨシフミ]
1950年、名古屋市生まれ。愛知県立明和高校から東京大学卒。出版社勤務を経て、1984年、編集企画会社エディットハウスを設立、代表取締役。独得の視点に立った都市・県民性評論には定評があり、テレビ出演、講演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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