内容説明
柴田勝家を滅ぼして越前を手に入れた羽柴秀吉は、真田軍に長浜城を奇襲させたことを知り、急いで大坂城に逃げ戻った。その間に、労せずして越前を奪取した前田利家を打ち破るべく、真田昌幸は北の庄城に向かって進撃を開始する。前田軍は木の芽峠において真田軍を迎撃せんと待ち構えるが、幸村は本多平八郎率いる別働隊を栃の木峠に向かわせ、鬼謀とも言うべき戦略を仕掛けようとする。一方、大久保長安の調べにより、伊豆に最良の金山があることを知った昌幸は、島左近に命じて韮山城を急襲させる。それは九鬼水軍を使って陸・海の両方から軍を送り込むという壮大な戦略であった。果たして島左近は、待ち構える北条軍を撃滅することができるのか。
著者等紹介
津野田幸作[ツノダコウサク]
1939年、東京生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、某大学付属病院にて集中治療を専門とする。その間、歴史分野に新しい境地を見い出し、執筆活動に入る。著書に『戦国大乱1~19』(歴史群像大賞奨励賞受賞作・歴史群像新書)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。