内容説明
石田三成に反徳川の武将を挙兵させ、それを討つことで天下簒奪を狙った徳川家康。上杉征伐で三成の挙兵を誘ったが、しかし三成は動かず、その間征伐軍を率いた秀忠と福島正則ら豊臣方の武将が上杉の挑発に乗ってしまい、上杉軍との決戦が奥州革篭原で勃発、徳川軍は惨憺たる敗北を喫する。この結果を受けて急ぎ江戸へ逃亡した家康は、直江兼続に追われるも、あと一歩というところで何とか一命を取り留め逃げ延びる。手負いの実力者ほど恐ろしいものはない。徳川と上杉の戦いは、戦乱の世はまだ幕を開けたばかりだった。
著者等紹介
中村朋臣[ナカムラトモオミ]
埼玉県出身。慶應義塾大学経済学部卒。「北天双星」で第12回歴史群像大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。