内容説明
戦国武将・筒井順昭は大和一国をほぼ手中に収めると同時に気鬱に陥ってしまう。それを愁いた貞淑な正室の大方殿は、外敵の目をくらまし夫を回復に導くために、幻術師の力を借りて順昭に影武者を立てることを謀る。期待の新人による、第13回歴史群像大賞最優秀賞受賞作。
著者等紹介
深水聡之[フカミサトシ]
1975年、三重県生まれ。関西学院大学院文学研究科日本史学専攻博士前期課程修了(専門は日本中世史)。『妖異の棲む城―大和筒井党異聞』にて第13回歴史群像大賞最優秀賞を受賞。著書に『犬坊狂恋』(新風舎、第2回祭り街道文学大賞受賞作)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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