内容説明
爆笑資本主義「ロシア」のトリセツ(取扱説明書)。迷走する大国の住人の過激で辛辣な自虐ギャグ。
目次
第1章 よみがえる『超大国ロシア』―吹き荒れるロシアン・パワー(十数年前のモスクワ;高ければ高いほど売れる高級品 ほか)
第2章 『国家解体』というジョークのはじまり―なぜソ連は解体したのか(歴代指導者の人気;人気最低の指導者とは? ほか)
第3章 国を食い物にした『お笑い資本主義』―国営企業だ、持ってけドロボウ(一〇〇億ドルの横領疑惑;ゴルバチョフへのライバル心 ほか)
第4章 『強いロシア』の復活―破壊から、強さと愛国心の建設へ(謎の連続「爆弾テロ事件」;大統領の交代 ほか)
第5章 『現在のロシア』もろもろ編―習慣から生活意識まで(名前の習慣;若者たちの性 ほか)
著者等紹介
酒井陸三[サカイリクゾウ]
1951年、福井県福井市生まれ。国立ウィーン大学留学後、新聞記者、テレビ番組作家、同時に雑誌記者・編集長などを務めた後、フリーランスのジャーナリストとして独立。現在、企画編集事務所「リック・ディーラム」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koki Miyachi
5
ロシア国民は、長い社会主義の冷戦時代が72年の歴史とともにあっけなく崩壊。その後国を喰いものにしたエリツィン時代、元KGB中佐だったプーチンによる強権政治。政治に常に振り回されて来たロシア国民はアネクドート(ロシアンジョーク)で憂さを晴らして来た。ロシアの歴史とアネクドートが織り成す楽しくも哀しいライトエッセイ。 レーニン:絵空事でも国を支配できる。スターリン:一人でも国を支配できる。フルシチョフ:バカでも国を支配できる。エリツィン:家族でも国を支配できる。プーチン:スパイでも国を支配できる。 2015/06/01
エリオちゃん
1
ネタの背景がアレすぎてまったく笑えなかった。 アネクドート、ものすごい文化だ。2019/03/08
K
1
ロシアンジョークだけじゃなく、ロシアの歴史についても教えてくれる。ビーフストロガノフ食べながらウォッカ飲みたい。2017/11/11
kwy8791
1
東欧ジョーク集かと思って読んだら、筆者自身が見聞きしたソ連・ロシア現代史も入っているお得な一冊だった。ソ連( -> CIS) -> ロシア時代に対する見方、特にエリツィンに関する見方が既存の認識と全く違って興味深い一冊。面白かった2011/04/03
MISTA
0
アネクドートは有名からマイナーものまであって笑えた。ほかにもアネクドートからソ連からロシアの流れを面白おかしく解説されていた。2013/06/20