学研新書
戦国の兵法者―剣豪たちの源流とその系譜

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  • サイズ 新書判/ページ数 261p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054034631
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

内容説明

戦国の世に編み出されていった兵法。暗雲たなびく激動の中で、一握りの超人たちが兵法者への道を歩んでいった。彼らの中には、小さな城持ちの武士もいた。一方で、武闘派として名高い戦国武将に限らず、知力をもって名を馳せた文人肌の武将たちも兵法、つまり剣術を好んで修業していた。東西の戦国の武人たちが魅入られた兵法と乱世の中での兵法者たちの生き様に迫る。

目次

第1章 山本勘助と塚原卜伝(山本勘助、その足跡;京流剣術と鈴木流軍学 ほか)
第2章 戦国武将は兵法を極めた(上泉伊勢守信綱と愛洲小七郎宗通(陰流)
竹中半兵衛重治と飯篠山城守盛綱(天真正伝香取神道流) ほか)
第3章 戦国大名と兵法者(兵法者を求めた大名;佐竹義重と愛洲小七郎宗通(陰流) ほか)
第4章 徳川家康と兵法者(海道一の弓取り・徳川家康;徳川家康の兵法について ほか)
第5章 兵法者好きの細川三代(兵法好きを究めた戦国大名家;細川藤孝の兵法者1―塚原卜伝 ほか)

著者等紹介

牧秀彦[マキヒデヒコ]
1969年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科(日本経済史専攻)卒業。(株)東芝経理部に6年間勤務後、執筆活動に専念する。夢想神伝流居合道五段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だ~しな

1
戦国時代を中心に、剣豪と呼ばれる剣術家たちの生涯と大名たちの剣豪との関係を描いた本。歴史オタクとしては、剣豪の流派と生い立ちが意外なところで繋がっていく所が期せずして面白く感じた。そして、剣術が江戸時代の武道としてなぜ主流を占めたのかについてを、筆者なりに説明をしていた。これに関しては、自分はなかなか納得できる説ではあると感じた。剣術の歴史とその周辺環境を知りたい人にはおすすめできる書物であると思う。2016/03/06

鐵太郎

1
戦国時代の得物としては、実は刀はメインではなかったという。であるから、剣術も花形ではあり得なかったはず。合戦においては、弓や石つぶて、やがては鉄砲を主武器として戦い、接近しては長柄の槍や薙刀(なぎなた)を使うもの。刀とは、戦場では組み敷いた敵の首を刈る道具、あるいは長柄の武器を失ったときの最後の身を守るものでしかなかったそうな。ではなぜ刀による兵法者が名をなしたのか。 ・・・この本はこのあたりの疑問を提示してそのままに、兵法者たちの紹介をします。なんだかアンバランス。推敲が足りない、という感じ。うーん?2013/05/03

atsut101

0
戦国の兵法者の列伝。コンパクトに纏まっていて、戦国大名との関係も分かりやすく解説されていて面白かったです。大きな戦では、刀は使わないにも関わらず、何故剣術なるものが、現代まで剣道や居合道等で伝わったのかがなんとなく理解できた気がします。ただ、誤字・脱字が多く、場合によっては作者の意図と文脈を考えて読む必要があり、少し疲れました。2013/09/16

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