内容説明
通商機動部隊の活躍により、ニューギニアの戦いを有利に進める日本陸海軍。しかしアメリカ軍は、空母機動部隊による大反撃を開始。連合艦隊も迎撃のためソロモン南方海域に進撃する。だが過信と誤断が蔓延する連合艦隊はアメリカ軍の先制を許し、軽空母2隻を失ってしまう。味方の危機を知った通商機動部隊は、「天狼」大破という痛手も癒えないまま行動を開始した。自らの損害を顧みず、連合艦隊を支援する通商機動部隊。彼らの戦いを見ながら、なお「似非海軍」と呼んで侮る宇垣ら参謀たちの驕慢に、GF司令長官・山本五十六がついにキレる。
著者等紹介
林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年、北海道夕張郡長沼町生まれ。上京後、戦略シミュレーションの原案などで活躍後、確かな歴史観に裏打ちされた架空戦記小説で人気を集める。2000年以降は、科学的アイデアと社会学的文明シミュレーションが融合した作品を次々に発表し、新時代ハードSFの旗手としても期待を集めている。宇宙作家クラブおよび日本SF作家クラブ会員。また現在、ホームページ「林の頁」を開設中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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