内容説明
関ヶ原の戦いで敗れた西軍は、京・大坂を押さえて朝廷を抱え込み、徳川家康と睨み合いを続けていた。一方、大谷吉継の遺言により、豊臣家と西軍の後事を託された真田幸村は、四国の長宗我部家の危機を救った後、備前に上陸する。家康に唆されて兵を起こした宇喜多家の反乱軍を、岡山城において粉砕するのだ。だが、その間にも家康は淀の方に取り入り、西軍と和議を結ぶことを画策する。それは和睦すると見せかけて、徳川の大軍を京に送り込む謀計にすぎなかった。家康の上洛を阻止すべく、真田幸村は関ヶ原において火炎の陣を仕掛け、徳川軍を迎え撃つ。幸村の狙いはただひとつ、家康の首級を討ち取ることである。次々と開かれる家康の百計を、果たして幸村は阻止することができるのか。
著者等紹介
竹中亮[タケナカリョウ]
1961年10月9日、東京生まれ。早稲田大学卒業後、某大手旅行代理店に入社。旅行の企画、広告編集、海外(カナダ)勤務を経て執筆活動に入る。卒業課題は「日本の帝王学」。日本史上の覇者の後継者に対する帝王学教育を研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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