内容説明
ミッドウェーで空母4隻、重巡3隻、飛行機320機を失った日本海軍は、壊滅状態にあった。しかし、そこから生まれた大いなる副産物、転生空母「飛龍」の誕生によって事態は一変する。飛龍は、“もう一つの艦隊”シャドー艦隊と共に、米輸送船団を撃破。その名の通り日本海軍の“影”となり、遊撃戦を展開していく。昭和十七年十二月、ガダルカナル島からの撤退が決断された。期限は二月半ば。存島の将兵は25000人。史上類を見ない撤退作戦を成功させるため、シャドー艦隊が立ち上がった!そして、飛龍から一式陸攻を発進させるという前代未聞の計画が密かに動き出す。それに気づいた米軍は、最速巡洋艦「ダビデ」を差し向けてきた―。果たしてシャドー艦隊は、撤退作戦を成功させることが出来るのか。
著者等紹介
胡桃哲[クルミサトシ]
1938年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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