ネクロノミコン - アルハザードの放浪

ドナルド・タイスン/大瀧啓裕

Ｇａｋｋｅｎ（2006/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 308p／高さ 20cm
• 商品コード 9784054029484
• NDC分類 933
• Cコード C0097

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Koichiro Minematsu]

古代アラブ人の魔物の物語。アルハザードのクトゥルー神話を探し求める放浪の旅には、宇宙観がある。

2025/01/29

[彬]

ラグクラフト全集を読んだだけの知識で興味を持って手に取ってみました。クトゥルフ神話においてたびたび言及され、ラグクラフトの物語群でも幾度となく現れる「ネクロノミコン」。本書はファン？が作り上げた一つのネクロノミコンで、作者は狂えるアラブ人アルハザードとなっている。期待していていたおどろおどろしさはなかったのものの、一風変わった紀行文として楽しめるのではないでしょうか。文章が思ったほど奇怪ではなかったのが惜しい。

2012/03/07

[Smith, Ordinary. Person.]

　王の娘に手を出した罪で顔を切り刻まれ、男根を切り落とされ、砂漠に放逐させられた詩人アルハザード。彼は正気を失いながらも砂漠の小動物を食らい、死霊や魔物らから知識を得ながら、喪われたものを取り戻すために各地を放浪した末に、得た知識の集大成として纏め上げた魔導書がネクロノミコンである。本書はその希少かつ不完全な魔導書の復元及び現代語訳を試みたものである――という体のカルトブック。これまでラヴクラフト等の作品内で断片的に登場してきた情報を纏め上げ、そこに独自の設定を追加してオカルティックな読物に仕上げている。

2021/10/10

[ちゅるふ]

また一段SAN値減少。タイスン版だがな。

2015/02/09

[山中鹿之助]

面白ろかった

2013/11/19