出版社内容情報
島津家は当主義久と実弟義弘のもと、九州統一に邁進していた。しかし大望成就を目前に、羽柴秀吉の九州征伐軍が来襲する。島津義弘は、ついに乾坤一擲の決戦を決意する。天正一四年七月、折りしも荒れ狂う風雨を突いて、二つの陣営は決戦へと動き出した!
内容説明
戦国時代末期、島津家は、当主義久と実弟義弘のもと、九州統一に邁進していた。しかし、大望成就を目前に、羽柴秀吉の九州征伐軍が来襲する。島津軍は、西国大名らの第一陣を撃破。だが、秀吉自ら率いる総勢一〇万の本隊が上陸すると、その大兵力に圧倒されていく。島津義弘は、ついに乾坤一擲の決戦を決意する。そのころ秀吉にも、九州統一に時間をかけられない状況が出来していた。秀吉の目が南に向いている隙に、徳川家康が、北条家、伊達家と手を結び、東日本をその勢力下に収めつつあったのだ。天正一四年七月、折りしも荒れ狂う風雨を突いて、二つの陣営は決戦へと動き出した。
著者等紹介
荒川佳夫[アラカワヨシオ]
1969年、広島県生まれ。『翼持つ龍のように』で第三回歴史群像大賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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