出版社内容情報
大好評を博した「永平寺の精進料理」第2弾。今回は永平寺の精進料理の心をより深く知るために、複数の典座長による貴重な対談や朝の料理風景など、貴重な場面を数多く掲載しました。家庭で作れる精進料理のレシピもさらに充実させました。
内容説明
もてなす心、味わう心…七六〇年受け継がれた道元禅師のおしえを家庭で活かす。
目次
第1章 永平寺雲水修行のこころ(山門;僧堂;法堂 ほか)
第2章 まごころで作る精進料理(春夏秋冬の献立;葉菜;果菜 ほか)
第3章 永平寺の魅力を体験(永平寺を訪れる;只管打坐のおしえ―坐禅の組み方;雲水の正式な食事法―参禅者のための僧堂飯台 ほか)
著者等紹介
高梨尚之[タカナシショウシ]
大本山永平寺東京別院長谷寺副典座。1972年生。群馬県利根村永福寺住職。ホームページ「典座ネット」主宰。各地で精進料理講習や講話等の活動を行う。『月刊在家仏教』((社)在家仏教協会)に「禅寺の台所から―雲水修行こぼれ話」連載中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りこりり
5
読めてよかったです!2023/04/01
へへろ~本舗
3
食材を無駄にしない、感謝していただく、他者の事を考えて調理する…手間こそが最大のご馳走と、日々の暮らしの中での仏法を説く。献立の写真やレシピも多数載っている。典座も修行というが、レシピの中でレンジやフードプロセッサーという単語を見てなんかホッとしたりして…。2021/06/25
ちゃちゃ
2
気軽には入れない寺社の精進料理は興味深い。まず第一章では雲水修行の心を説く。続いて堂内案内、そこでの雲水の修行の様子。ハイライトは台所である「大庫院(だいくいん)」。一番、文章とページ数を尽くし、写真を多用。調理も修行。しかし料理は非常に多種多彩である。アボカドの刺身やガスバチョ等も。参籠者にはレシピのように見栄えの良い料理を出すが、その際に出る野菜くずを捨てずに修行僧の食事に利用するとのこと。食材の命を尊ぶ。道元禅師の教えが現在も変わらずに受け継がれている。2017/01/18