出版社内容情報
天正十年六月、本能寺を経て備中高松に到着した織田信長に、秀吉が叛旗を翻した! 一方、四国討伐を実行すべく出征中の明智光秀は、この変事に大返しを決意。いま信長の掲げた「天下布武」に新たな展開が起ころうとしていた!
内容説明
「何ごとも起こらぬではないか」―天正10年6月2日本能寺にいた織田信長は、そのまま備中高松城へ向かい、羽柴軍を督戦した。突如、秀吉に毛利戦線からの更迭を申し渡す信長。秀吉は謀叛を決意し、信長の宿泊先・神宮寺を襲撃する。一方、信長に命じられた四国討伐を実行すべく出征中の明智光秀は、阿波勝瑞城で秀吉謀叛の報を受ける。天下を揺るがすこの変事に、大返しを決意する光秀。いま信長の掲げた「天下布武」に新たな展開が起ころうとしていた。
著者等紹介
坂上天陽[サカウエテンヨウ]
1978年愛媛県に生まれる。高等専門学校在学中に書いた長編小説『天翔の謀』が、第六回歴史群像大賞優秀賞を受賞
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