出版社内容情報
回転寿司ファンには老舗の寿司屋の、老舗の寿司屋ファンには開店すしの魅力をそれぞれ伝える究極の寿司ネタ本。絶対誰かに話したくなる寿司に関するエピソードを数多く取り上げて、読む人の足を寿司屋さんへ向けさせます。
内容説明
老舗の寿司店も、回転寿司も粋に楽しめる寿司通になろう。
目次
第1章 寿司のルーツと握り寿司の誕生(寿司は日本生まれではない。ルーツは東南アジア;税を寿司で納めていた時代があった ほか)
第2章 老舗の寿司店は本当に怖いのか(寿司店の値段はリーズナブルだという反論;河岸での魚の選び方で熟練度がわかる ほか)
第3章 安くてうまくて刺激的。回転寿司は超個性化の時代へ(回転寿司は江戸前寿司の先祖帰り;スムーズな流れと静かさを求めて ほか)
第4章 世界が舞台、寿司は今いちばんホットなファストフードだ(アメリカンドリームをかなえた寿司;アメリカでは日本語で注文するのがクール ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようはん
15
寿司に関する蘊蓄集。他の本で知った内容は多いが、回転寿司の回るスピードは関東と関西では電気の周波数の関係で関西の方が少しだけ早いというのは初めて知る。回転寿司がかつての屋台で提供していた江戸前寿司の先祖帰りという話は腑に落ちるが、昔と比べてネタは良くなったかもしれないものの、小型化かつ少ないとか庶民向けに魅力が減ってきてる気が。2024/04/16
ユウユウ
0
単なる雑学本とたかをくくって読み始めたが、思いの外、楽しむことができた。とは言え、中盤のいわゆる寿司ネタのうんちくは『美味しんぼ』で見たことのある内容がかなりの割合をしめてはいたが。終盤の回転寿司の話が、握り寿司は本来ファーストフードであるという観点をもって、日本のみならず、世界の回転寿司を紹介論説しており、興味深く、同時に寿司の伝統などについても考えさせられた。一読しても損はない本かと。
MSTR
0
【残念なタイトル】 「何も知らない。」などと傲慢なタイトルだが、知っておいて損の無いトピックが多い。タイトルを「知ってますか?」にした方が、興味がそそられると思う。 例えば、「何も知らない。」だと、「白身から先に食うもんだ」だの、「玉子で店の味を見る」だのと、また、通ぶった話かと思うが、さに非ず。「トロに始り、煮物、・・・、あっさりとしたもの、最後は玉子・・・」の話は楽しい。2020/09/30