ウルフ・ノベルス
ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華(あやかしのはな)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 394p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054018631
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

東京・池袋、喉元を猛獣に食い千切られたような変死体が発見されたが、現場には噴出したはずの血、血痕がない。警察は三年前に起きた事件と酷似していると、二つの事件を繋ぐ重要人物、№1風俗嬢の紅鈴を追うが…。第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞作。   

内容説明

東京・池袋、喉元を猛獣に食い千切られたような変死体が発見された。だが現場には大量に噴出したはずの血、血痕がない。同じころ、ジゴロのヨシキはヤクザに襲われ危機一髪のところをある女に助けられる。妖艶な顔立ちと抜群のプロポーション、男を蠱惑する媚薬フェロモンを分泌する、No.1風俗嬢・紅鈴だった。一方、警察は三年前に起きた“大和会系組長連続殺害”の手口と今回の事件が酷似していることに着目し、二つの事件を繋ぐ重要参考人―紅鈴に辿りつこうとしていた。エロス&バイオレンスノベルの新星誕生。

著者等紹介

誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年東京生まれ。学習院大卒。自身が率いたロックバンド『BRAIN FACTORY』の解散後、小説の執筆に専念。処女長編である本作品で2002年、第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

punyon

41
美貌の吸血鬼、血分け、介座の剣…初回はその漫画チックな設定にニヤニヤしながら読んだ。が、3巻を読み終えて紅鈴の生きてきた400年を知った今、終章を読み終えて、その消えていった数々の命を思い胸が詰まる。小説って、こういう事なんだよなぁ。作品の良し悪しはその行動の言葉の裏にある思いを伝える筆力の差…誉田さん上手すぎる~。聞けば4作目は近未来とか?紅鈴の思いを引き継いだヨシキが…貧相な想像力をフル活動させてあーでもない、こーでもないと想像を膨らませる。あー、再読がこんなに楽しい事だと、久々に幸せな時間を楽しんだ2023/02/19

punyon

41
最近これの前日譚が出た。誉田さんのデビュー作でもあるし、なら、最初から読もう!って、図書館に予約を入れた。届いた本書の表紙を見てビックリ!ライトノベルですかぁ(^^;)で、吸血鬼!おまけに、あの井岡も國奥も登場!その上、姫川玲子は吸血鬼に殺された!時系列が歪み頭の中がぐっちゃぐちゃ~(笑)話の展開は冗長で軽く漫画チック。若さに任せて目一杯突っ走ったって感じ。誉田さん、ここからよくぞ現在の姿にまで成長なされました(笑)現在の誉田さんが次作をどう仕上げているのか、ちょっと気になるので次も行ってみよ~~(笑)2020/06/23

眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

17
どうやらコレを飛ばして3冊目を読んでしまっていて、慌てて読みました。読んでみて、3冊目のストーリーに納得と、あ、このシリーズは時代も超えて物凄く柔軟性のあるものなんだな、と思いました。紅鈴がいい女っぷりを発揮しているのは変わらないけど、今作ではまだ色々と揺れ動いていて、最後はまさかの結末でした。とはいえ、3冊目を読んだ身としては安心して迎えた結末でしたが、ここから3冊目へと繋がるのはどーなってるんだ??と考えつつも、そこは深掘りするところではないのかも⁈とも思い、とりあえず作品を堪能しました。2023/03/18

まさおか つる

13
あんた 闇神に なるんだよ これでヨシキは 闇神になれるんだよ あたしの血で ヨシキは 闇神になるんだよ ヨシキ ヨシキ ああ ヨシキ ありがとう 愛してるって 言ってくれて あたしのこと 愛してるって たくさん言ってくれて 嬉しかった すごく 嬉しかったよ 好きだった ヨシキ あたしも ヨシキが 大好きだよ 好き 好き 好き 大好きだよ ヨシキ でもね もう さよなら かも しれない のね だから ヨシキ ありが とう ね あり が と う ヨ シ キ ヨ シ キ ヨ シ キ ヨ シ キ······2023/07/04

*+:。.もも.。:+*

12
誉田さんのデビュー作。ヤクザ、警察、吸血鬼の三つ巴。紅鈴が闇神になった経緯はちとわからないがこんなの書いちゃうってとんでもない新人だったのね。誉田さんの作品の超有名どころがちょい役で出てきて「そんな扱いで良いの?」と思ってしまった。2020/09/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/529895
  • ご注意事項