出版社内容情報
風の生まれる場所、風とともに生きる人々、そして風の名前。風を旅の案内役として世界を巡れば、知らなかった風景、新鮮な驚きに出会うことができる。世界の100の風にまつわる歴史・風土を描いた初めての写真紀行。世界風名集・日本風名集付き。
内容説明
風の生まれる場所、風とともに生きる人々、そして風の名前。風をたずねて世界をめぐれば、知らなかった風景、新鮮な驚きに出会うことができる。初めての「風の世界紀行」。
目次
ヨーロッパの風
アルプス周辺の風
地中海周辺の風
アフリカの風
北アメリカ・南アメリカの風
オセアニア地域の風
アジアの風
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
38
図書館本。写真集。本来、風というものは体感するもの。味覚以外の五感を動員して、空気の揺らぎ、それに付随する 音、匂い、温度を感じるーーそれを写真の形で、視覚のみで表現するのは大変だと思います。水面のさざ波、布のはためく様子、植物の動き、細く流れる雲、舞い上がる砂。いろいろなものの形で、見えない風が表現されています。 2017/08/22
seacalf
23
見られるのであれば写真で風が見たいではないか。これは世界各地の「見える」局地風を紹介している珍本。局地風というだけあって相当マニアック。エーゲ海沿岸の「エテジアン」、マジョルカ島の「空の掃除人」、ポルトガルの「遊び好きな風」、ギリシャの「ゼファ」、ニュージーランドの「バースター」など現地で直に肌で感じたい風の紹介には事欠かない。あの宮崎駿さんで有名「Ghibli」も、もちろん紹介されている。悪名高い砂嵐として。ちなみに日本には2145風名があるという。そのうちのふたつの風だけが紹介されている。2017/08/08
とも*
12
世界の風の名前と風景。 100の風の名前があるのにビックリ。 色々な風景は見ていて楽しめるし、名前の意味や解説もあり。 最後に日本の風の名前が60弱書いてあるんだけれど、ほんのいくつかしか知らなかった。 日本の写真も見てみたかったな。2013/10/19
sarigreen
3
綺麗な景色の写真集が見たくて。「風が見える写真」とあったので,風に吹かれて揺れる・たなびく・吹き曝される…そんな景色の写真を想像して本を開く。…と,見た目には風を感じさせない写真が多く,最初は拍子抜けしてしまった。けれども,1つ1つの写真に付けられた,その土地の風の名前と習性を読みながらページをめくるうちに,写真が動き出す。冷たい・乾いた・蒸し暑い・爽やかな…空気感,流れと音と匂い。「風土とは,風と土をなかだちとした人間,動植物の営みの場」「風景とは,風によって情景に刻みこまれた,記憶の集合体」2015/12/01
ハチクマ
2
様々な国での様々な風の名前と写真。せっかくなのだからもう少し大きい写真で見たかった。2012/09/08
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