出版社内容情報
古代から幕末までの和船を扱っている。船はライフの短い消耗品なので、その実体を正確に知るのは困難なため、正確な資料のある江戸時代の弁才船(千石船)を中心に展開している。弁才船こそ、その卓越振りと江戸時代の経済と文化を支えた原動力である。
内容説明
運送船・軍船など和船のすべて。復元模型・図面・想像画により解明。
目次
第1章 古代から江戸前期の船(古代の船;遣唐使船;鎌倉時代の船 ほか)
第2章 江戸海運と弁才船(弁才船(弁才船の発達;弁才船の構造;弁才船の改良)
船絵馬(17世紀から18世紀の弁才船;19世紀の弁才船)
大坂湊と弁才船 ほか)
第3章 幕末期の洋式船と西洋形帆船(国産洋式船;咸臨丸;明治期の西洋形帆船)
著者等紹介
石井謙治[イシイケンジ]
1917年生まれ。航空局航空試験所、水産庁漁船研究室主任研究官をへて、現在日本海事史学会名誉会長
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