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出版社内容情報
激動の時代だった20世紀に愛をもってその生涯を貫いた人たちがいる。マザー・テレサをはじめとする聖職者たちだ。本書はそんな彼らの生き様を通し、今世紀とはどんな時代だったのか、また彼らの残したものが来世紀に何をもたらすのかを考える伝記集である。
内容説明
この100年、人類はそれまで考えられなかったほどの進歩を遂げた。しかし、戦争による大量虐殺が倦むことなく繰り返され、貧困にあえぎ、病に苦しみながら死を迎える人々をそれまで以上に数多く生んだのも、またこの100年だった。こんな時代にあって、“愛”を武器にして悲劇に立ち向かった人たちがいた。ある者は戦時下の極限状況で身代わりの死を遂げ、またある者は、社会から見捨てられた人たちにその生涯を捧げたのである。彼らは果たしてどんな人間だったのか、その生涯とはどんなだったのか。本書は「世界の灯」となった、そんな彼ら10人の生きざまを追うドキュメントである。
目次
ダミアン・デ・ヴーステル―自らの命を捧げたハンセン病救済の先駆け
ピオ・フォルジョーネ―孤独と苦悩のはざまに生きた奇跡の癒し人
マキシミリアン・コルベ―身代わりの死を選んだアウシュビッツの聖者
ゼノ・ゼブロフスキー―焼け跡を駆けめぐったサンタクロース
北原怜子―“社会の吹き溜まり”に咲いた一輪の花
ヒューゴー・オフラハーティ―4000人の命を救ったヴァチカンの秘密工作員
エディット・シュタイン―アウシュビッツの煙と消えた聖女
神谷美恵子―ハンセン病患者に見出した生の輝き
カンディド・アマンティーニ―無私無欲に生きた20世紀最高のエクソシト
マザー・テレサ―世界中の「見捨てられた人」のもとへ