出版社内容情報
昭和6年、中国で勃発した張作霖と蒋介石の内乱により、日米関係は最大の危機を迎え、ついに開戦の火蓋が切って落とされた。超甲巡洋戦艦として誕生した「天城」を旗艦とする主力部隊は、要塞のような巨艦を揺るがせつつ東支那海へと出撃する。
内容説明
超甲巡洋戦艦「天城」を旗艦とする日本海軍主力部隊は、香港沖海戦、黄海海戦において米アジア艦隊を撃ち破った。そして、ついに日米の決戦は内南洋へと舞台を移す。日本海軍は新たに「赤城」率いる新生第三艦隊を編成し、トラック島に向かって怒涛の進撃を開始したのだ。しかし、これを迎え撃つアメリカ第二・三任務部隊は、ニミッツの策謀によって恐るべき罠を張り巡らしていた。今、ここに未曾有の内南洋海戦の火蓋が切って落とされる。