出版社内容情報
昭和17年2月、ジャワ沖での対英蘭艦隊戦中、空母赤城が中立のはずの米軍機に撃沈される。対米戦に突入した帝国は、昭和18年、二・二六事件を生き延びた渡辺錠太郎陸軍参謀総長の主導により、インド独立支援を期してインパール作戦を決行することになる。
内容説明
渡辺錠太郎死せず!二・二六の夜、青年将校たちの決起は不成功に終わる。改革の機を得た帝国陸軍は、装備と組織の刷新を敢行した。そして昭和18年、インドを支配する英国に対しついに乾坤一擲の大進攻作戦を開始した―!!対戦車噴進弾「ロタ」、二式砲戦車、そして零戦陸軍型…。新兵器をもって、圧倒的優勢の英軍に挑む帝国第15軍!はてしない泥濘―雨季迫る中、凄絶なる戦いの行方は?第五回歴史群像大賞奨励賞受賞。