内容説明
マンシェットの遺作であり最高傑作!引退を決意したプロの殺し屋テリエは、なぜ再びその世界に戻ったのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tai65
1
星4つ2021/09/04
ネムル
1
シンプルを遥かに超えて削りきった簡素な文章なのに、やたらとおセンチなのは何事か!? 不思議な超展開に頭を抱えながらも、最後はとにかくうるっとしてもうた。こりゃ素晴らしい。2010/12/23
おふねやぎっちらこ
0
それほどでもなかった。2009/08/20
煙 亜月(煙突)
0
この本は、いや、マンシェットは注意深く読む必要がある。なぜなら非常に早いテンポで、極限まで贅肉をそぎ落としてある文体を取っているので、1行でも読み飛ばしたら物語が破綻するからだ。 たとえばスパークリングワインを洗面台に空けるシーンなど、どんな気分でそうしたか、あるいはこの物語の主人公マルタン・テリエの行動すべてがどんな思いだったか、一切の余計な説明がない。昨今のTVショーで、タレントの言動にいちいちテロップと効果音を入れる類のものがお好みであらば、この作品は不親切と思われるかもしれない。
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- 和書
- 世紀の二枚舌 〈5〉