出版社内容情報
如来、菩薩、明王、天部の４つのグループに分かれる仏像。その怒り、悲しみ、喜び、慈悲の声を、日本仏教の歴史とともに、仏師であり、僧侶であり、学者でもある著者がわかりやすく解説する。〈ソフトカバー〉
内容説明
仏像の声がきこえてくる…怒り、悲しみ、よろこび、そして無限の愛。ほとけの姿を通してふれる、仏教の広大な世界観。西村公朝が語る仏像ガイドの決定版。
目次
第１章 慈悲のかたち
第２章 三十二相・八十種好
第３章 蓮華蔵の世界観
第４章 古仏の微笑
第５章 曼荼羅の世界観
第６章 密教の仏たち
第７章 極楽への憧憬
第８章 写実のゆくえ
第９章 作仏のこころ
第１０章 如の世界観
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
4
９６年発刊の永年の放置本。すごい、早く読んでおくべきだった。著者は天台宗の僧侶でもあり、仏像彫刻家、仏像修理者でもある。仏像のイロハを仏教観も交えて易しく解説している。最低限、本書に書かれている知識を得たうえで、仏像鑑賞をしていれば、もっと充実した時を持てたと思う。紹介されている仏像も秀逸。写真も素晴らしい。座右の書として常に手元に置いておこう。2015/10/27
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