内容説明
時は十四世紀、琉球はいまだ一つの国家の体を成さず、山北、中山、山南という三つの国に別れ、相争っていた。ここに忽然と一人の男が現れる。その幼きころを虎丸、後に巴志と名乗るその男は、生まれ持った天命に導かれ、山南の最高の実力者に成り上がっていく。さまざまな思惑と、利権が絡まり合い、三国の戦乱の火蓋が切って落とされた。未曾有の琉球三国志が、今まさに鬼炎となって燃え上がる。
時は十四世紀、琉球はいまだ一つの国家の体を成さず、山北、中山、山南という三つの国に別れ、相争っていた。ここに忽然と一人の男が現れる。その幼きころを虎丸、後に巴志と名乗るその男は、生まれ持った天命に導かれ、山南の最高の実力者に成り上がっていく。さまざまな思惑と、利権が絡まり合い、三国の戦乱の火蓋が切って落とされた。未曾有の琉球三国志が、今まさに鬼炎となって燃え上がる。