内容説明
現代文はゲーム。ルールを知れば解釈できる、パターンを知れば速読できる。
目次
第1章 現代文とは何か(ゲームとしての現代文;「制限時間」がポイント;なぜ「間違え」てしまうのか;真の敵は「出題者」;どうすれば「速読」できるか;「自然体」のススメ)
第2章 社会論の『パラダイム』(評論文は「四つの論」に大別される;本文攻略の基本は「常識」を疑い、反省する姿勢で文に接することである;「近代」と対峙する「現場」)
第3章 文化論の『パラダイム』(基本モード(西洋vs.日本)から発展モード(情報化社会)まで
「情報文化論」のモード(「情報」をキーワードとする「現代文化論」))
第4章 芸術論の『パラダイム』(「現実」を支える「虚構」)
第5章 言語論の『パラダイム』(始めに言葉があった)
著者等紹介
森永茂[モリナガシゲル]
河合塾講師。中央大学文学部講師(文学部仏語文学文化専攻)。哲学から、仏教、神道、ニューサイエンス、オカルト?まで話題は広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タカヒロ
4
受験参考書です。読解の方法論にも触れながら、メインとしては知のパラダイムを分野ごとにまとめ、テーマ別に読解に取り組むというスタイル。社会論、文化論、芸術論、言語論の4つのテーマで、上手に現代文の出題領域をカバーしている。この本が優れているのは、例文の文章が多数引用されていること。各テーマの核心部分の文章が引用されていて、非常に効率よく全体像をつかむことができる。著者の力量を感じる一冊だった。こういうコンセプトの問題集はなかなかないので、読み物として面白いし貴重です。2016/09/22
エイジ
3
石原千秋先生が勧められていたので、自分の勉強のために。勉強になりました。2016/07/17
もん
1
高校時代に読んでいたかったけど、その頃ではおそらく理解できていなかったと思います。入試現代文を読み解く上で必要な前提に加えて、そういった評論を支える背景知識を学ぶためにはうってつけの書です。2011/02/19
Re
0
やっぱ現文なんてポテンシャル。
きなこもち
0
教養としては、おもしろい、かな。2009/08/09