出版社内容情報
おもちのもーちゃんとちーちゃんが、旅先で宿に泊まります。友だちのおもちさんたちと一緒に泊まる約束なのです。たくあんばあさんの案内で部屋に向かいますが、アイスさんたちの「ひえひえべや」や肉まんさんたちの「ぽかぽかべや」に案内され、なかなかおもちさんたちの「のびのびべや」にたどり着きません。もう~、おもちさんたちの部屋はどこでしょう?
ユニークな発想で定評のある苅田澄子さんと、絵のおとぼけ感が魅力の植垣歩子さんによる、おもち絵本第3弾です。和風旅館には、氷のベッドや氷の囲炉裏のある「ひえひえべや」や、お部屋全体が蒸し風呂のような「ぽかぽかべや」など、いろいろな食べものにぴったりのお部屋がいっぱい。おもちさんにぴったりの「のびのびべや」はどんなお部屋でしょう? 子どもたちが大好きなおもちを主人公に、すみずみまでユーモラスに描かれたおも絵本をご堪能ください。きっといろいろな発見がありますよ!
*** 作者よりひと言 ***
■苅田澄子先生
旅行の時の宿の好みは、人それぞれ違いますよね。私は古い旅館や、宿の方と近い感じがする民宿が好きです。でも一人旅の時は、ビジネスホテルの方が気楽だったりします。そしてお気に入りの宿が見つかったら、何度もリピートしてしまいます。……じゃあ、食べ物たちがリピートしたくなるのはどんな宿だろう? どんな部屋で旅の疲れを取りたいかな? そんなことを、ああでもないこうでもないと妄想しながら書きました。
■植垣歩子先生
もーちゃんとちーちゃんに初めて会ったのは、10年程前の『おもちのおふろ』という作品です。初めて会った日からずっと、私と二人は仲のいい友だちです。今回の絵本では、二人は自分たちのお部屋を探すのに、大忙し。いろいろなお部屋を描いたので、楽しんでくださいね。そうそう、旅館「やすらぎのおやど」には「やすらごん」というキャラクターがいて、どのページにも少なくても一匹(?)は出てくるので探してみてください!
*** 対象年齢 ***
読んであげるなら 3歳から
自分で読むなら 小学低学年から
【目次】