出版社内容情報
2025年NHK大河ドラマの主人公、蔦屋重三郎の一生がまんがでわかる!
黄表紙や浮世絵などの版元として次々とヒットを飛ばした出版・メディア人の走りであり、喜多川歌麿、写楽、十返舎一九らを売り出し、江戸の出版界に旋風を巻き起こしたまたプロデューサーとしての面も持つ、蔦屋重三郎の生涯を描く。
内容説明
今、時を超えて脚光をあびる江戸の敏腕プロデューサー蔦屋重三郎。歌麿・写楽・馬琴らを見いだし、人気作家とともにヒット作を連発。出版統制での処罰にも負けず、ひたむきに美しく面白いものを追求し多くの作家たちと駆け抜けた粋な男の生きざまを追う!対象年齢、小学生~大人。
目次
1 江戸吉原の貸本屋
2 黄表紙をつくった男
3 蔦唐丸と喜多川歌麿
4 寛政の改革と戯作者たち
5 謎の絵師・写楽
まんがの内容がもっとよくわかる 蔦屋重三郎とその時代
著者等紹介
大石学[オオイシマナブ]
東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひだか
2
今年の大河、蔦屋重三郎のマンガ伝記。小学生から読めるという内容だけども、子供向けと侮ることなかれ。あの時代に詳しく無いよ〜という大人でも十分楽しめる内容で、これで今年の大河の予習もバッチリ(多分)。あと何より作画の雰囲気が物凄く良い。今回読んだのは図書館本だけど自分でも買っちゃいたいくらいの一冊だった。 それにしても重三郎が関わった絵師や戯作者は、馬琴北斎を始め、社会の教科書でも見るような錚々たる顔触れで凄まじい。うーん、これはメディア王と言われても納得ですわ。2025/01/17
moi
0
今年の大河の主人公、全然知らなかったのでどんな人なのか手始めに分かりやすい子ども向け伝記漫画で予習。なるほど、時代的にはこの頃が「白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき」の田沼意次が全盛期の頃の話なのかと私の頭の中の歴史の授業で習った事の引き出しから引っ張り出した知識が少しずつ繋がっていく。そして、新たにこの頃の世の中の流れや民衆の暮らしぶりなんかもこの本により知ることができた。浮世絵とか、有名な作品が出たのもこの頃だという事を知ることができた。2025/01/22