出版社内容情報
【カバーデザインは制作中のもので、変更の可能性があります】
古今東西の名作名著を漫画化した伝説のシリーズ「まんがで読破」 を、分かりやすい解説ページとともに拡大版で読む、ジュニアバージョン。
「おい、地獄さ行ぐんだで! 」ーー昭和初期。極寒のオホーツク海上で蟹を獲り、船上の工場で缶詰にする船、蟹工船で、多くの貧しい労働者たちが働いていた。寒さにごごえながら暴力で支配される過酷な労働環境に置かれ、労働者たちは過労と病気で次々倒れていく。一方、軍国主義に傾いていく日本で、資本家や政府は、労働者から搾取した利益によって潤い太っていくばかり。耐えかねた労働者たちはある時、立ち上がるが……。
小林多喜二のプロレタリア文学の傑作を、労働者たちの様子をリアルにドラマチックに描き出した名作の漫画版シリーズを、時代背景や作者について分かりやすい解説ページをつけて、小学校高学年から親しめるジュニア版に。手軽に分かりやすく、日本文学に親しむことができる。
内容説明
寒さと暴力と過酷な労働環境に耐えかねた労働者たちは、とうとう立ち上がるが…。昭和初期のプロレタリア文学の代表作を漫画化しました。時代背景や作者について分かりやすく解説するカラーページつきの、ひと回り大きなサイズのジュニア版です。誰もが知る名作の世界に親しめます。
著者等紹介
小林多喜二[コバヤシタキジ]
秋田県出身。小樽高等商業学校卒業後、北海道拓殖銀行に就職するが『蟹工船』を発表し、解雇され上京。プロレタリア文学の旗手として注目される。当時非合法の日本共産党に入党し、左翼活動に注力するが、内通者によって特高警察に逮捕され、苛酷な拷問により29歳の若さで獄中死した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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