出版社内容情報
カリスマシェフの一ノ瀬豪太は、ひょんなことから、高校の料理部の顧問に。料理の腕は、そこそこ。でも、精神がまだまだお子ちゃまの部員達を率いて、目指すは全国大会優勝。一番の問題は、豪太の精神年齢もお子ちゃまなこと。笑って泣ける、青春小説。
内容説明
料理の腕は超一流、けれども人間性は問題だらけ、のカリスマシェフ・一ノ瀬豪太は、ある日突然、オーナーからクビを通告される。シェフに復帰する条件は、高校の料理部の顧問となり、全国大会で優勝すること。しかし、部員である生徒たちも、問題をかかえる曲者ぞろい。果たして豪太は、料理部を優勝に導くことができるのか―。
著者等紹介
よしもとこゆき[ヨシモトコユキ]
フードライター。雑誌やウェブ等で料理コラムの執筆、レシピ本の制作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みにみに
12
超一流のカリスマ2ツ星シェフの豪太は突然オーナーからクビ宣告。理由は人間性に大いなる問題があるから。復帰の条件として、とある高校の料理部顧問として部員を鍛え上げ、料理コンテストで優勝に導くこと。エベレストよりもプライドの高い男が曲者揃いのシェフの卵たちとのやり取りを通して丸くなり、自身の欠点と過ちに気付く。豪太のツンデレ感が笑えるけれど、生徒たちもそれぞれに悩んでぶつかって成長していく、そんなありがちな青春サクセスストーリーが心地よい。恋愛要素が皆無なのもポイント高し。ヤングアダルトもたまにはいいな。2024/08/22
ヨシ
12
本の装丁·内容·登場人物たちのキャラクター·ストーリー展開等、全てがYA。悪い意味ではない。エネルギッシュでストレートなメッセージは、読んでいて気持ちが良いエンタメ小説ならではである。『図書館戦争』を初めて読んだ時の読後感に通じるものがある。2つ星俺様シェフが、有名レストランの跡取り恵麻·チャラ男奏人·卓越した舌と野菜の知識はあるものの料理初心者かすみ·引っ込み思案な菓子作りの天才健を指導して料理大会で日本一を目指す。奏人の章では号泣。初小説でこれだけ書ける作者さんだから、今後が楽しみだ。2023/08/12
飲も飲も
5
腕は一流だが、性格が問題だらけのカリスマシェフ豪太がオーナーから首を通告。高校料理部を見事優勝させることができれば復帰させるのいう条件で高校の料理部顧問に。部員と共に豪太も成長。2022/05/17
氷風
4
すごく旬な若手俳優でドラマ化されそうな作品。笑それにしても高校生でここまで料理の腕があるなんて。単なる部活じゃないな。実際生徒たちも色んな背景があって料理に向き合っている。それをうまく導く才能が主人公にはあったんだろうな。すごく分かりやすい展開だったけど、だからこそ料理のおいしさの描写が際立ったのかもしれない。三ツ星シェフ部がつくるフルコース私も食べたいな。2022/07/18
MAMI.
3
★★★☆☆2023/10/04
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