出版社内容情報
リオパラリンピック閉会式にも出演した、ダンサー大前光市。プロダンサーとして活動を始めた24歳のとき、交通事故が元で片足のひざ下を切断。以後、おどりつづけたい!という強い気持ちを持ちつづけ、努力を重ね、ついに自分らしいダンスを見つける…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りらこ
19
ぼくらしく、というのがものすごく良い。そこに自分の道を見つけ出しているところが、とてもよい。 なぜ人は、自分と違う部分や、あるべきと思い込んでいるものがなかったりすると、それを異と、捉えようとするのか?というのが常に疑問でもあった。 だからこの主人公が、義足を外して踊るところは涙が出てしまった。 全てにおいて、良い意味でだから何?という社会であって欲しいと、思う。#Netgalley2020/07/06
雨巫女。@新潮部
11
《私-図書館》やっと自分の生きる道を見つけて、事故に遭い。足が、義足に。でも、オリジナルの世界を見つけた彼は、すごい!2020/10/04
Roko
11
義足をつけてからが、光市さんのダンサー人生の本当のスタートだったのかもしれません。誰にもできない、個性的なダンスが踊れるようになったのです。世界中にいろんなダンサーがいます。車椅子の人、松葉杖の人、目が見えない人。耳の聞こえない人。わたしたちは無意識のうちに、あれがないからこれがないからといって、踊ることを諦めてしまうのかもしれません。でも、そんな必要はないのです。今の自分という身体を使って踊ればいいんだということを光市さんは教えてくれました。#NetGalleyJP2020/05/12
NakaTaka
8
「変化は、進化」義足ダンサー大前光一さんの半生の自著。子供の頃から運動神経抜群だったのかと思ったが、そうではなかった。目標を定めたら、がむしゃらに突き進む人なのだ。さらっと書いているけれど、ものすごい努力があったことが伺える。そして、学校に講演に行っているから、こんなにわかりやすい文章で書けるのだろう。父との和解の場面に涙。まだまだ進化するであろう大前さん。応援したくなりました。2021/01/30
かお
6
憧れのダンスカンパニーのオーディション前に、交通事故で片足を失ってしまった大前さん。挫折を味わいながらも、ダンサーになる為に努力を重ねていく。 中学で舞台の楽しさに目覚め、 高校生で劇団四季に憧れる。自らバイトをして月謝を払い、バレエやピアノのレッスンに通う。親の助けを借りずにという所がすごい。芸大入学後は新聞奨学生として働きながら、大学とレッスンに明け暮れる。事故前からすごいのだ。 ダンサーになった今も、器械体操などの勉強をしているそう。 チャレンジ精神と努力。見習いたい。素晴らしい本でした☺2020/12/06