出版社内容情報
カラーイラスト満載で、低・中学年から楽しく読める伝記シリーズ第11巻。音楽への深い愛とたゆまぬ努力で、世界初の女性プロピアニストとなったクララ・シューマンの伝記物語。ひと目で分かる人物ガイドと、偉人がもっと好きになる巻末とじこみ新聞つき。
内容説明
愛をつらぬいた努力のピアニスト。音楽にかこまれて育ったクララは、おさないころからピアノが大すきでした。やがて、8人の子どもの母として家族をささえながら、女性ではじめて、ピアノをひくことを仕事にします。ひたむきな努力で困難を乗りこえ、愛する音楽を広めつづけました。人物ガイド&とじこみ新聞つき!
目次
ピアノが大すき
音楽のレッスン
小さな音楽会
演そう会デビュー
たいへんな演そう旅行
恋と音楽
世界へチャレンジ
二人の生活の始まり
家族を守る
悲しみのなかで
愛する音楽を広めたい!
著者等紹介
ささきあり[ササキアリ]
出版社勤務からフリーランスの編集記者を経て、児童文学の創作をはじめる。『おならくらげ』(フレーベル館)にて、第27回ひろすけ童話賞受賞
ことり[コトリ]
東京都生まれ。漫画の作画や児童書の挿絵などを中心に、フリーのイラストレーターとして活動
松村洋一郎[マツムラヨウイチロウ]
山形県生まれ。横浜国立大学卒業。国立音楽大学大学院修了。慶應義塾大学大学院博士後期課程単位取得退学。専攻は西洋音楽史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
97
預かっている小5の子。国語の単元でビブリオバトルがある。母子家庭で、外国人の母親の拙い日本語だけで育った「言語難民」。ようやく選んだこの本だが、彼女には全く言葉が理解できなかっただろう。世界初女性プロピアニストの怒涛の生涯をさらっと。そのさらっとに父親との確執、芸術家で繊細で稼ぎは当てにできない旦那と子ども8人を抱えて突き進む、綺麗事ではすまないはずの女の凄みを読みとった。なおさら手伝えない。明日は発表。当の彼女は「薪って何?」「ひたむき?」「幼いって、押さないこと?」段階。私に読ませて、今は遊びに夢中。2019/07/09
たまきら
25
娘さん、「かわいい♡」と読みはじめ、マンガ版より詳しいエピソードにびっくりしたりしながら楽しんでいました。クラシックが好きな友人(独身)が、「えっ!?クララの伝記があるの!?」というので、…奥様のほうが生命力があって、好きだな、最近は逆にロベルトの子供向け伝記が見当たらないよ…と言ったらなんだか落ち込んでいました。ぷぷぷ。2021/05/17
喪中の雨巫女。
12
《私-図書館》クララ・シューマンと同じ時代に、あんなに、有名な音楽家と出逢えて、羨ましい。シューマンと早く死に別れたけど、子供さんがいたから、頑張ってピアニストの仕事したんだね。2019/09/11
Sara
3
【3年】このシリーズにハマってる2024/05/21
二条ママ
3
長女小3。友達から借りた本。独り読み。2019/04/20