出版社内容情報
北極と南極、にているようで、ちがうところがいっぱい! ふたつの極地から、地球の「今」と「これから」がみえてくる。
目次
プロローグ 中山記者から、ごあいさつ
第1章 南極と北極の「へぇ~」
第2章 人の社会と遠くはなれた南極
第3章 人がくらす北極
第4章 南極・北極から見える地球環境の変化
エピローグ わたしたちとつながっている、南極・北極
著者等紹介
中山由美[ナカヤマユミ]
朝日新聞記者。2001年同時多発テロの長期連載「テロリストの軌跡」で2002年度新聞協会賞受賞。45次南極観測越冬隊と51次夏隊に同行、北極はグリーンランドやスバールバル諸島、パタゴニアやヒマラヤの氷河も取材。2011年東日本大震災・原発事故の連載「プロメテウスの罠」(2012年度新聞協会賞)で担当した「観測中止令」で科学ジャーナリスト賞2012受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
84
児童書、ノンフィクション。中学年~。南極観測隊に参加した著者が、北極にも行きたくなって取材を行い、それぞれの共通点や違いを書いたもの。南極観測の歴史や北極に住む先住民の暮らしにも触れ、現在の環境問題について思いを巡らす。[第1章:南極と北極の「へぇ~」]Q&A形式で説明[第2章:人の社会と遠くはなれた南極]風邪ひかない、南極は砂漠[第3章:人がくらす北極]キビヤックは強烈[第4章:南極・北極から見える地球環境の変化]海面が上がるのは膨張▽イラスト可愛い。地図もわかりやすい。良本。2020/07/28
けんとまん1007
71
ある程度は認識していたが、知らないことも沢山。こうやって、比べることで、より分かりやすくなる。南極越冬隊で、2通りあるのは知らなかった。そんな中で、極地だと宇宙も地球のこともわかるというのが、納得。2020/07/12
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
50
2020年課題図書。南極と北極の違いってこんなにも違いがあるなんて知らない事ばかりでした。南極では各国が条約を結び、南極の自然を守っている事が一番印象的でした。2020/10/12
chiaki
38
今年度の中学年課題図書。そういえば!今まで何となく知ってるつもりでいた北極と南極の違い。両者は似ているようで全然違うんだ!!驚きと発見がいっぱいの1冊で、頁数は少ないけど読み応えありです。南極観測隊の壮絶な歴史に感動。昭和基地に向かう「しらせ」の航路と所要日数にも驚愕。各国基地があるなか、最も行きにくいのが日本の昭和基地なのだそう。深く厚い氷から、昔の空気や温度、環境が解るということに果てしないロマンを感じます。北極の保存食キビヤック、とても興味あります。南極と北極から読み取れる地球環境の変化は特に必読。2020/06/02
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
30
第66回全国青少年読書感想文課題図書 小学校 中学年 北極と南極を比べた事は無かったですね。知っているのは南極は大陸で、北極は氷だというくらい。どっちが寒いとか「へぇ~」とタイトル通り言ってしまいます。地球温暖化についてもかかれ環境問題を考えられます。 6年生国語科単元『書評を書いてみよう』の選書。読書カードを書いてみようという単元を中学年でやりましたが、今回は書評。ポイントとして【テーマ】【著者の紹介】【作品の背景】【本の内容】【評価】と分けて説明しました。この本のテーマは【ノンフィクション】 2019/11/15