出版社内容情報
カラーの絵で低中学年から楽しく読める!表題作の他、「花のき村と盗人たち」「決闘」「でんでんむしのかなしみ」の計5話収録。
内容説明
寒い冬のある日、子どものきつねは、手ぶくろを買いに、はじめて人間の町に出かけます―。(「手ぶくろを買いに」より)。ほか、「ごんぎつね」、「花のき村と盗人たち」、「決闘」、「でんでんむしのかなしみ」の、五話収録。さあ、心にひびく、新美南吉のお話の世界を味わってみましょう。
著者等紹介
千野えなが[センノエナガ]
多くの書籍の装丁画、挿絵などで活躍中
加藤康子[カトウヤスコ]
愛知県生まれ。東京学芸大学大学院(国語教育・古典文学専攻)修士課程修了。中学・高校の国語教員を経て、梅花女子大学で教員として近代以前日本児童文学などを担当。その後、東海大学などで、日本近世文学を中心に授業を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃え尽きタコ
25
手袋の話、昔は教科書にある話の一つとして消費してたけど、今読んでみるとかなり好きなやつだな。あと絵がかわいい。2024/06/14
nana&qoo
21
新美南吉さんの短編集。名作『ごんぎつね』は可愛いイラストで、いたずらっ子ごんのヤンチャな雰囲気が伝わってきます。『花のき村と盗人たち』は、コメディなのに何となく泣ける話。短くて分かりやすくて、そして奥深い。児童文学の王道を堪能しました。2017/11/09
りるふぃー
7
ごんのイラストがラブリーすぎて、もっと好きになりました。このシリーズは、私が子どもだったなら夢中になったと思います。大人だけど、全作品制覇するのも楽しいかも。『でんでんむしのかなしみ』は、改めて、シンプルに良い作品だと思いました。新美南吉さんの作品は、若くして亡くなられたのもあるかもしれないが、正直で真っ直ぐな子どもの目線で描かれている感じがします。2023/09/05
とりじまカラス
7
新美南吉の名作を多数収録。 自分の年齢より若くして亡くなった作者が、生前膨大な数の作品を遺していたと知り、驚きました。 こちらに収められた作品はどれも素晴らしく、作者が短命だったことが悔やまれます。2019/05/25
チロル
6
図書館本、母選。『手ぶくろを買いに』『ごんぎつね』『花のき村と盗人たち』『決闘』『でんでんむしのかなしみ』5作品載っています。『手ぶくろを買いに』も『ごんぎつね』同様、きつねが主役級のお話し🦊 人間の優しさに触れた子どものきつねくん♪最近、作者のふるさと 愛知県半田市に遊びに行き「新美南吉記念館」に行ってきたよ!と お土産を知人に渡すと、そこはその方のテリトリーらしく😁、近くにきつねが本当に出てくる!と言ってました😯『ごんぎつね』に出てくる「中山様」も実際に居た人々だと記念館行って 知れたし!↓2025/07/24