出版社内容情報
動画中の価格は、2021年6月当時のものです。ご注意ください。
やさしいお母さんと離れ、突然、ヴィタリス一座の一員として旅に出ることになったレミ。まっすぐでやさしい心の少年の成長物語。
まずしいながら、明るく前向きに暮らすレミに、突然の別れが……。生まれ育った場所をはなれ、おじいさんや動物たちとともに旅をしながらレミはさまざまなことを学び、そして、旅はいつしか本当の両親を探す旅へ。さくさく読める世界名作シリーズ第21弾。
内容説明
レミは、まずしいながらもお母さんと幸せにすごしていました。ところが、ある日とつぜん、旅芸人の一座と旅に出ることになります。ヴィタリス親方や動物たちと旅をしながら、レミはさまざまなことを学び、たくさんの出会いの中で、いつしかおどろきの真実を知ることに…。
著者等紹介
横山洋子[ヨコヤマヨウコ]
千葉経済大学短期大学部こども学科教授。幼稚園、小学校教諭を17年間経験したのち現職
小松原宏子[コマツバラヒロコ]
東京生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。児童文学作家。大妻中学高等学校英語科講師。東京都練馬区の自宅にて家庭文庫「ロールパン文庫」主宰
木野陽[キノヒナタ]
マンガ家/イラストレーター。『飛ぶ東京homecoming“完全版”』(自主制作)が第17回メディア芸術祭マンガ部門・審査委員会推薦作品に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あおい
17
貧しくも優しい母と2人で幸せに暮らしていたレミは出稼ぎから帰ってきた父から本当の子ではないと聞かされ旅芸人の一座に売られてしまう。次々襲いかかる不幸に立ち向かうレミ。ドラマチックな展開。2017/10/09
absinthe@読み聞かせメーター
15
小2の娘、ひとりよみ。レミちゃんの元気さに共感。absintheの世代は、この題名を見ると「同情するなら金をくれ!」というフレーズが浮かんでしまう。2019/02/19
シャチ
10
8才のレミが旅に出て様々な出会いと別れ、幾多の困難に立ち向かい逆境の中逞しく成長し、育ての親、本当の親にたどり着くお話し、小学生の娘が貸してくれたのでサラーっと見てみたら、とても良かったので一気読みしました! さすが学校図書、小学生時代に読んでおけば良かったな!2018/05/01
Miko
8
あまりにも悲しすぎるし本当の母親が大金持ちという設定もリアル感から離れすぎてそこは残念に思う。でも絶望を抱えてる状態でもきっといいことがあると信じて前向きに行動する姿に胸を打たれて涙する。動物たちがレミを助けるために行動するのも素晴らしかった。ヴィタリスさんが亡くなるシーンはショックだった。生きてて欲しかった。2021/11/27
とりじまカラス
7
シリーズの中でも上位の当たり。 あとがきに書かれているとおり、一度完成した原稿を紛失し、最初から書き直しているためか、伏線が随所に張られていて読み応え抜群。 お話自体もおもしろく、若干のダイジェスト感はありましたが、おもしろく読めました。2019/05/02