ヒューマンノンフィクション
『赤毛のアン』と花子―翻訳家・村岡花子の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784052039621
  • NDC分類 K289
  • Cコード C8395

出版社内容情報

『赤毛のアン』を最初に日本に翻訳して紹介した村岡花子の物語。戦争中も信念をもって物語の翻訳を続ける芯の強さを持った女性。

『赤毛のアン』を最初に日本に翻訳して紹介した村岡花子の物語。カナダ人宣教師の教える学校に学び、海外の文学に若いときから親しんだ。戦争中も信念をもって物語の翻訳を続ける芯の強さを持ち、子どもと女性のための文学を提供し続けた。

【著者紹介】
『赤毛のアン』を日本に最初に紹介した翻訳家・村岡花子の孫。祖母・村岡花子の書斎を「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」として資料保存している。著作に、『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』などがある。

内容説明

カナダの作家、ルーシー・モード・モンゴメリの書いた『赤毛のアン』を読んだことがありますか?赤毛でやせっぽちのアンという女の子が、元気に生きていく物語です。この作品を、初めて日本にしょうかいしたのが、村岡花子です。花子は、子どもたちに、夢や希望を持ってほしいと、美しい物語を日本語にして、届け続けました。アンからの言葉に、勇気をもらいながら。

目次

第1章 あこがれのミッション・スクールへ
第2章 学校が教えてくれたこと
第3章 花子、先生になる
第4章 新しい生活のはじまり
第5章 アンとの出会い
第6章 勇気を持って曲がり角をまがる

著者等紹介

村岡恵理[ムラオカエリ]
1967年生まれ。1991年より、姉の美枝とともに、祖母・村岡花子の書斎を「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」として資料保存している。また、『赤毛のアン』の著者、L.M.モンゴメリの子孫やプリンス・エドワード島州政府と交流を続け、日本とカナダの友好関係の促進につとめている

布川愛子[フカワアイコ]
2005年東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。イラストレーター、紙ものブランド“ai”デザイナーとして、広告・書籍装画・ステーショナリー・雑誌・絵本などを中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ここまま

38
朝ドラは毎日欠かさずみて 楽しんでいました。村岡さんの生涯が本当にドラマのようであったことを再確認。児童書のせいか 余計な虚飾が無いところも読みやすく 心が洗われました。努力と心の豊かさで自分と後進の女性の未来を切り開いてくれた 凄い女性の伝記です。 2015/05/30

あいくん

15
☆☆☆☆「赤毛のアン」を日本で翻訳して紹介したのは村岡花子です。その模様は孫の村岡恵理さんの「アンのゆりかご」に描かれています。この本はジュニア版のようなものです。村岡花子さんと「赤毛のアン」の主人公のアンは似ているところがあると言います。関東のカラーページで二人の似たところなど紹介されています。永遠の友情というところで、アンはダイアナと、花子は柳原あき子(白蓮)と深い友情を築きました。愛する夫ともそれぞれ巡り会いました。第二次大戦中に花子は「赤毛のアン」と出会います。花子は物語を読んで驚きます。2020/02/04

すみっちょ

13
村岡花子さんと『赤毛のアン』について、子ども向けにはこれ以上ないほど過不足なくわかりやすく書かれた本でした。大人が読んでも十分楽しめると思います。この本を読むと、朝ドラは結構史実に基づいて作られてた部分が多かったんだなと感じました。いつの時代にも芯のしっかりした女性は存在したのだと改めて思うとともに、現代が女性にとってその頃より生きやすいかどうかは微妙だなと思います。そして、今更だけど英語頑張ろう…と思いました。2023/07/27

オサム兄ぃ

13
小4の姪に本を贈ったら「私の中でランキング1位です」と返事がきたので、早速始めた次の本選びで出会った。朝ドラ連動で企画だが、花子の人生の強さと深さがしっかり描かれ、可愛いイラストや豊富な写真、年譜まで収めた丁寧な作りの一冊である。感動の場面多数。女学校の校長が卒業生に贈った言葉「最上のものは過去にあるのではなく、将来にあります。旅路の最後まで希望と理想を持ち続けて、進んで行く者でありますように」にはグッときて、児童書を手にメソメソしている変なオジサンになってしまった。2014/04/29

Naoko

11
朝ドラで『花子とアン』が放送されているし、村岡花子さん訳の本が大好きなので興味深く、楽しく読めました。村岡さんは喜びも悲しみもたくさん経験されてきた方なんだなぁ・・・としみじみ思いました。マーク・トウェインの『王子と乞食』が読みたくなりました。2014/05/17

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