内容説明
耳がちぎれてしまったしろくまのエディ。おもちゃ屋を追い出されたエディが出会ったのは、ひとりの小さな男の子でした。ぬいぐるみと男の子の心の通い合いを描いた、あたたかい物語。
著者等紹介
ダーハン,アンドレ[ダーハン,アンドレ][Dahan,Andr´e]
1935年アルジェリア生まれ。絵本作家。フランスの国立パリ工芸学校卒。パリ装飾美術学校で美術を教えるかたわら、イラストレーターとして活躍。87年にはじめの絵本作品『ぼくのともだちおつきさま』を発表し、一躍世界中の人々に知られる。現在はパリ在住
角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。作家。90年『幸福な遊戯』(角川書店)で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』(講談社文庫)で野間文芸新人賞、03年『空中庭園』(文藝春秋)で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』(文藝春秋)で直木賞、06年『ロック母』(講談社)で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』(中央公論新社)で中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nakanaka
68
白熊のぬいぐるみのエディ。耳がちぎれたことをきっかけにおもちゃ屋さんの店員から捨てられてしまうことに。ハッピーエンドであることや独特の可愛らしい絵に癒されます。ありがちではありますが、おもちゃにも意思があるという点から「トイ・ストーリー」を連想してしまいますね。角田光代さんが訳しています。2017/08/24
れいくす
5
表紙の優しい色とタッチに惹かれて。お月さまがとても優しい。何をするわけでもないけど。賑やかなおもちゃたちと、ふんわりした色に癒される。店長さんに、えー!?と思ったけど、たくさんの友達が皆優しくて、最後まで読んでとても嬉しくなった。タイトルも素敵。2019/06/30
読み人知らず
5
かわいらしいカラーの淡さ。おもちゃたちが幸せになれるラストもいいです。2014/10/25
あめぴー
3
独特の夢のような色彩の絵が、実際には見たことのないことがおこる物語にスッと入っていかせてくれる。ぬぐるみのもにゃもにゃした手触りも、くまの心の動きもまるで手にとっているよう。おやすみ前によんでほしい。幸せな気持ちで眠れると思います。2012/04/19
aoko
3
「おもちゃの参観日」っていいなぁ。2010/01/10
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- 和書
- リーダーは偉くない。