内容説明
もりにちかいのはらで、ひとりのおんなのこが、パンをたべようとしていました。はじめてひとりでつくったパンです。きつねが女の子からひったくったおいしそうなパン。でも食べようとすると…。とってもおかしなパンだったのです。固くてとても歯が立たないし、つぶしてみてもひらたくのびるだけ。水でふやかしてみたら、今度はゴムみたいになって噛み切れません。はたしてきつねはこのおかしなパンをおいしく食べることができるでしょうか?やまだうたこのおいしい絵本。
著者等紹介
やまだうたこ[ヤマダウタコ]
愛知生まれ。絵本作家。カレルチャペック紅茶店の店主でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
19
オタマさん表紙借り。かわいいんだもん。でもですね、表紙の「おいしいパン」が登場するまでの努力がおかしいんですよ~!オタマさんと大笑いでした。2018/02/22
らじこ
7
女の子が良い子すぎて心にグッと来るものはなかったけど、ほがらかでほっこりとしたお話だな、と思う。やまださんの本は若干自分と感性が離れているのか、何が伝えたいのかわからない物語にも感じてしまう。けど、パンが食べたくなるような柔らかな読後感は、不思議と美味しいから面白い。2013/11/24
みかん@道北民
6
女の子が初めて一人で作ったパンを半ば強引に貰ってきたキツネさん。しかし、異様に堅すぎて…?次々と変化するパンに毎度他の動物に助けを求めるキツネさん。最後のセリフがなんか好きです。苦労したぶん美味しいしね!2014/11/29
みぇい
6
うたこさんの絵は、いつみてもカワイイ。しかし、ビックリなパンでした。2014/01/10
紅花
5
なんか、こういうおしゃまな女の子っているよね〜やまだうたこさんらしい、可愛いお話。最後のパンの質問を子供たちにしてみたら、子供たち「はじめから」を選んだ。ということは、「金の斧」や「大きなつづら」を選ぶタイプだなぁ・・・・2014/09/03