出版社内容情報
いいお天気のある日。ブタが海辺を歩いていると、タコがピューッと飛んできて、なんとブタの鼻の穴に入っちゃった! さあ、ブタとタコはこれからどうなるでしょう? リズミカルな文章と、コミカルな展開が楽しい、長新太の最新作ナンセンス絵本。
内容説明
いいお天気のある日。ブタが海辺を歩いていると、タコが突然鼻の穴に入って来たから、さあ大変!このブタとタコ、これからいったいどうなるの。
著者等紹介
長新太[チョウシンタ]
1927年東京生まれ。『おしゃべりなたまごやき』(文:寺村輝夫 福音館書店)で文春漫画賞、『ゴムあたまポンたろう』(童心社)で日本絵本賞などを受賞。絵本のほか、漫画、イラストレーション、エッセイなど幅広い分野で活躍している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
70
ブタが歩いていると、タコが突然ビューっと鼻の穴に入ってきて、スミを吐いたり、ブタの鼻をぐるぐる回して腫らしたりと、狼藉の限りを尽くす。水の外でタコの体が干からびてくると、豚を海に誘い込み、ダンスを踊りだす。ブタはひどいことをされたことも忘れて、楽しくなって一緒に踊り出す。世の中は、他人を振り回す者と、他人に振り回される者によって、回っていくのである。2014/12/14
陽子
22
長新太のナンセンスな世界に浸りたくなることが、たまにある。海辺を歩いていたブタの鼻の穴をめがけて、タコがピューッと入りこむなんて、どうしたらそんな発想が生まれるんだろう。驚!。タコの突然の襲撃に翻弄される、かわいそうなブタ。タコは暑さで乾いてカラカラになりながら、鼻から離れない。その後もまさかの展開が。私は長さんの絵本にたびたび登場してくるタコがなんだか好き。楽しそうな表紙に思わず開いて見てしまった。2020/08/31
たーちゃん
19
息子の幼稚園で仲良しの男の子がお気に入りの絵本らしく、どうしても息子にも読んで欲しいと貸してくれました。息子も気に入ったようで、「タコがブタの鼻に入るやつ読んでー」と言ってきます。2023/01/23
けんちゃん
18
読友さんのご紹介本。ブタの鼻の穴に入り込むタコはホラーな感じだったけど、海の中ではみんなが楽しく(*^^*) 結果オーライって言う感じかな。それにしてもブタの鼻の穴、いじくり甲斐があるのね(笑)2013/03/14
anne@灯れ松明の火
17
隣町のイベントに持って行った。誰も手を出さなかった。このインパクトのある表紙に、どうして?(笑) インパクト、ありすぎた?(笑) 長さんワールドは入ってしまえば、出てきたくなるほど面白いのに(笑)2019/08/26