出版社内容情報
歌が大好きな真央は、ミュージカルの主役を引き受けることになった。でも、真央の大好きな叔母、綾音を見て、好きなことに挑戦することは、壁にぶつかって自分を傷つけることにもなると真央は知る。壁にあるドアをひらくことは、とても勇気のいることなのだ。 小学校中学年から
内容説明
「いっちゃわるいけどさ、なんていうかさ…、今と、ちがってたかも。」わざわざいわれなくても、そんなことわかってる。小学校中学年から。
著者等紹介
渋谷愛子[シブヤアイコ]
1954年宮城県仙台市生まれ。宮城学院女子大学音楽科卒。青森県八戸市在住。90、91年「学研読み特賞」受賞。作品に『あきかんカンカラカンコン』(第43回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)、『わすれてもいいよ』(第34回日本児童文学者協会新人賞受賞)(いずれも学研)などがある
きむらみほ[キムラミホ]
1965年東京都目黒区生まれ。アメリカオレゴン州ルイス・アンド・クラーク大学芸術科卒。東京都世田谷区在住。97年度朝日広告賞第一部準朝日広告賞受賞
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感想・レビュー
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🫧
10
★★真央の叔母にあたる島川綾音は、有名なヴァイオリニスト。しかしある出来事をきっかけに弾くことができなくなり、真央の家の二階に閉じこもっている。一方真央は児童館アルバイトでおこなうミュージカルで主役に推薦されてしまい、引き受けるか悩む。二人はドアを開けて一歩を踏み出すことができるのか。 *小学生のときに、表紙がかわいくて買ってもらいました。「ブッチャー」という単語だけなぜか覚えていて、他はすっかり忘れていました。道徳的な話で、推薦図書になりそうなお話。2016/01/16
かれん
4
ヴァイオリンが弾けなくなった音楽家のおばさんが、ある日ウチの部屋に閉じこもってしまった!単身赴任のおとうさん、心配性のお母さん、何もできない私。。。 うつ病の家族を抱えたらこんな風になってしまうんだろうな~と考えさせられるお話でした。 いい人も悪い人もいる、信じられる大人もいるし、自分の欲に目をくらます大人もいる。。。相変わらず涙・涙(;_;)で読みましたが、図書室ではあまり人気のない様子。心の病気の話ってやっぱり、とっつきづらく、重いのかな??2014/11/25
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- 和書
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