出版社内容情報
豊かで、厳しい自然がのこる、北海道の知床半島。そこの番屋で暮らす少年洋一一家。自然を相手に夏は漁師、冬は猟師として暮らす父は、ヒグマと闘い、トドのボス「のどしろ」と戦った。ある日、父はのどしろの急襲にあい命を落とす。「 小学中学年から
内容説明
ゆたかで、そしてきびしい自然が残る北海道の知床半島。そこの「番屋」でくらす少年・洋一一家。自然を相手に、夏は漁師、冬は猟師をしてくらす父親は、ヒグマと闘い、そしてトドのボス「のどしろ」と勇ましく闘った。ある日、父親はのどしろに殺されてしまった。「ぜったい、のどしろをこのオレが殺ってやる!」洋一は決心し、やがて勇かんにもいとこの健一とのどしろとの闘いにいどむ。そして…。第9回小川未明文学賞大賞受賞作品。小学校中学年から。
著者等紹介
奥山かずお[オクヤマカズオ]
1939年、旧カラフトで生まれる。現在、北海道根室市在住。本名・奥山一夫。第20回講談社児童文学新人賞『木の上の少年』で佳作受賞。他にドラマ『鮭を待つ少年』などがある。日本児童文芸家協会会員。現在はロシアとの交流の拠点、北方四島交流センターで警備員として勤務
ひらのてつお[ヒラノテツオ]
東京都生まれ。日本大学法学部および東京デザイナー学院卒。グラフィックデザイナーを経て、童画家、絵本作家となる。日本児童出版美術家連盟会員。作品に『くすりやさんにきたおばけ』(金の星社)『ライオン先生の○×よていひょう』(学研)、創作絵本に『へんだなへんだな』『もごもごわにくん』(ポプラ社)他
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- サナヨラ