出版社内容情報
移動動作に必要な力の加減/物の量を表すときに欠かせない「単位」の話/体位変換に役立つトルクの知識/安定・不安定/撃力と骨折/「力のつりあい」を応用する/作用・反作用ってなに?/力学を人体に適用する/「摩擦」は天の邪鬼?/その他
内容説明
4年制大学・大学院の設置とともに、看護学は大きく変わってきました。原理・原則が重要視される傾向が強くなったのも大きな特色で、『ベッドサイドを科学する』が、多くの方々に読まれるようになったことからもうかがえます。それとともに、この10余年のあいだに取り上げるべき内容はぐんと増えました。計算も避けて通れなくなりました。体位変換の方法も大きく変化するとともに、力学的裏づけにも関心が深まっています。そこで、2000年を迎えるにあたり、『ベッド…』もいままでの考えから脱皮し、書き換えることにしました。だから、計算が必要な場合はおそれずに取り入れています。内容も1.5倍にふくらんでいます。『改訂ベッド…』ではなく、『Newベッド…』にしたのは、21世紀に向けて必要な内容にしたからです。
目次
1 身体/身体ケアに関する物理学(移動動作に必要な力の加減;物の量を表すときに欠かせない「単位」の話;体位変換に役立つトルクの知識;安定・不安定―体位変換の際に思い出したい重心の話 ほか)
2 検査・治療・処置に関する物理学(知っておきたい圧力の基礎知識;すべての基本は空気の圧力;ネブライザも変化球も原理は同じ?―動圧と静圧の関係性を解く;血圧に関する知識 ほか)