出版社内容情報
ヘンリーくんはごく普通の小学三年生の男の子。ある日、町角でやせこけた犬を拾い、こっそりのせて家までつれて帰ろうとしましたが、途中で犬があばれて大さわぎに…。それ以来ヘンリーくんのまわりで次々にゆかいな楽しい事件がわき起こります。 小学3年生~
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
46
図書館本:少年が、犬を拾うところから始まるお話。犬を拾ったり、グッピーを飼ったり、フットボールを弁償するためにミミズを捕まえたり、クリスマス劇の役をやらされたり、犬をコンテストに出したり・・・と、なんともアメリカちっくな少年の日常が、犬と友人達、そして両親との交流を交えて楽しく語られている。お手伝いをして小遣いを貯めたり、バイトをして賃金を貰ったりして、欲しいものを手に入れたり、ペットの世話をしたり。楽しいだけではなく、金銭や、責任への考え方も学べる作品だと思う。2013/08/18
sakko/さよ
7
初版が69年なので、私が子供の頃にすでに図書館にあったのでしょうね。あーもったいない。子供の頃に出会いたかった本。ヘンリー君の行動にくすっと笑ったりはらはらしたり、最後はほっとしたり、すごく面白かったです。最後の章はアバラーがどっちを選ぶのかこっちまでどきどきしてしまいました。実にアバラーらしい選び方でした(笑)。2015/02/24
ぼんくら
6
やんちゃで素直なヘンリーくんと、いじめっこのスクーター、お隣の女の子ビーザスや困ったちゃんのラモーナなど魅力的な登場人物。そしてどうみても名犬ではないアバラー。でも何があってもヘンリーはいつでもアバラーの味方、大切な仲間って感じです。犬を拾う、熱帯魚を増やす、ミミズ取り、男の子の楽しめそうなことが満載でした。アバラーの元の飼い主が現れた時、スクーターまで応援してくれた場面はジンときました。スクーターの名裁きも正々堂々としていて見事でした。 2011/03/15
空
2
ヘンリーくんとアバラーがまきおこす不思議なことはおこらない、でもゆかいな事件の数々。2008/08/17
Suma
1
ヘンリーくんがさまざまな問題を「ヘンリー流」に解決していくちょっと笑える小話集。お気に入りはグッピーの話。最初は2匹だったのにだんだん増えて、家にあるジャム用の瓶のありったけ使ってグッピーを育てるなんて面白い。挿絵もぴったりで笑った。ヘンリーの発想は豊かで自由。子どもの頃に読んでたらもっと愉快に過ごせてたかな。2019/05/17