感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
行加
4
取り敢えず、「日蔭の村」を読了。太平洋戦争前夜、東京の水源確保の為に立ち退きを迫られた、奥多摩の山村の人々が、帝都の為に辛苦を味わされる社会小説でした。早々にダム計画を知らされながら、何年も立ち退きの補償も貰えずに待ち惚けをくわされる、善良で素朴な生活を送っていた人々が気の毒で、遣りきれなくなります…。この時代程は、横暴ではなくなっても、今の時代にも同じような事象が、私の県でも起きてますから、なんとも身につまされます…。石川達三さん、重いテーマの作品ばかりの様ですが、小説としても、とても読ませるお話でした2015/12/19




