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出版社内容情報
墨田区曳舟の一角にある、扉を閉ざした小さな洋服のお直し工房。亡き父から店を継いだ、少々気難しく滅多に依頼を受けない職人気質な店主・牡丹のもとにはワケありな洋服のお直しの依頼がやってくる。
亡くなった兄の一張羅のスーツ、認知症の祖母が初デートで着たスカート、入院した父が手編みしたセーター。愛する人の思い出が詰まった服を直したいと願う依頼人たちの想いを、牡丹は様々な方法で叶えていき――。涙なしでは読めない、感動の物語。
【主な登場人物】
・織本牡丹(おりもと ぼたん)
縫製職人。やや気難しく人付き合いと片づけが苦手。甘党。
・平野浅海(ひらの あさみ)
平凡な大学三年生。牡丹が借りる物件の大家の息子。趣味は菓子作り。
【目次】
1.似合わないスーツ
2.初デートのスカート
3.ださいセーター
4.直してくれなかったワンピース
エピローグ
1 ~ 1件/全1件
- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ごま麦茶
3
亡き父が洋服のお直し工房にしていた建物に引っ越してきた牡丹。その建物の大家の息子の浅見。牡丹は気難しくて人付き合いが下手。読んでいるうちにどんどん牡丹の仕事や魅力に惹き込まれていきました。服にも持ち主や家族、親しい人たちとの想いがたくさんつまっているんだなぁと再確認です。なんだかたくさん泣かされてしまいました。とってもあたたかい、やさしいお話でした!2026/07/27
本の虫子
0
墨田区曳舟を舞台に、やや気難しい縫製職人・牡丹が、お直しを通して依頼人の心を癒していく物語。亡くなった兄の一張羅のスーツや、認知症の祖母が初デートで着たスカートなど、どの服にもかけがえのない思い出が詰まっています。服はただ身につけるものではなく、人との思い出や大切な時間をしまっておく存在なのだと改めて感じました。お直しをするということは、傷んだ布を直すだけでなく、その人の思いを未来へつないでいくことなのかもしれません。心がじんわり温かくなる一冊でした。2026/07/30
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