内容説明
現場のスタッフ、キャストの恐怖実話体験集。
目次
富士樹海取材フィルムに写った怪異なもの
1 『陰陽師』で起こった怖い話
2 『呪海スペシャル』で起こった怖い話
3 『女優霊』で起こった怖い話
4 映画監督・清水崇の怖い話
5 女優・吉行由実の怖い話
6 あるラジオ放送で起こった怖い話
7 あとがきにかえて―取材中に起こった不思議なこと
著者等紹介
永田よしのり[ナガタヨシノリ]
1963年2月2日生まれ。1990年映画雑誌社「キネマ旬報社」に入社。95年フリーに。書籍の企画、編集、執筆を手掛け、そのジャンルは映画を中心に、格闘技、音楽と多岐にわたる
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感想・レビュー
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夢追人009
147
本書は全190頁の半分以上が白黒写真ですので誠にあっさりと読み終えられますね。写真自体も本文と殆ど関係のない風景写真ばかりで怖さは殆どないですから臆病な方もご安心下さい。でも映画のロケの撮影現場で起きる怪異の証言はマジで背筋が凍り震え慄く一級品の怖さですよ。富士の樹海で男女の腐乱した心中死体を発見する話はホラーでなく死を実感するリアルな生々しさがありますね。私が恐怖を感じたのはアニメ映画で監督さんが急死し女性脚本家が失踪の果て白骨死体で見つかった後フィルムに二人の死人の様な白い顔が写り込んでいた話ですね。2020/11/15